
当院では矯正治療の方針として、子供向けと大人向けにその方法を分けています。大人向けは従来の針金(ワイヤー型)のものと取り外しが効く透明のマウスピース型矯正装置を使っています。
大人向けのワイヤー型治療の場合、表側に取り付けるもの、裏側に取り付けて見えないものの2種類に別れます。
子どもの矯正について
子どもの矯正は成長発育に合わせたものがメインになりますので、取り外しのものから固定式のものまでいろいろとあります。しかし成長期のお子さんの身体やメンタルの部分で負担になりすぎては行けないので、ワイヤーをかけるようなつらい治療はしていません。
おとなの矯正について
基本的には歯の表面にかけるワイヤー式がメインになりますが、人から矯正していることを知られたくないとか、社会的な制約があってどうしても見えてはいけないという方には裏側の矯正装置をつけたり、装置を絶対つけたくないという方にはマウスピース型の矯正装置を使います。
しかしマウスピース型の矯正装置はだいたい22時間ぐらい装着をしないと行けません。その装着が不可能であるお仕事をされていらしゃる方だとか精神的なものなどを考慮して、そういった方には裏側に装着をするタイプの装置を使います。

歯並びやお口の中の状態というよりは、その方の社会的な背景などを考慮して、その方の希望に沿った治療方法提案していきます。
矯正医専門医としての判断としては、そういった患者さんの背景などが許されるのであれば基本的には歯の外側に取り付けるワイヤー型の矯正装置をお勧めしたいと考えます。
汚口から美口へ
お口というのは汚れやすいのと、歯石がついているとか、虫歯があると行ったことだけではなく、見た目歯並びが悪いとお口全体の汚れも出やすいですし、見かけ上もきれいではないので見た目も機能的にも美しい口元ではないということで、反対語として汚口と表現しています。それに対して歯並びも綺麗で虫歯も歯周病もなくきちんとご自身の歯を使って食事ができる機能・形態・見た目などすべてが美しいものを美口ととらえています。
美口に込めた願い
国民のすべての方が高齢になっても、健やかにおいしくお食事がご自身の歯でできて、健全な体と豊かなこころを持って生活していくことができるといった願いを込めています。
2020年のオリンピックに向けて海外からの来日される方に対して、日本人のお口は汚い、歯並び悪いなと思われたくないといった願いも兼ねています。
矯正医として、母親の立場として、想うこと

見かけだけではなく、給食をみんなと同じように食べられるとか、歯並びや舌が正しく動かせなかったりとかといったことがあると好き嫌いではなく食べるのが遅いとかといったことで悩んだりします。結果、その子の学校生活が楽しいものではなくなってしまう可能性もあります。健やかに、豊かに育ってもらうためにも、矯正が必要だと思うお子さんはたくさんいらっしゃいます。
乳歯のお子さんに関しては、永久歯に生え変わるときに綺麗に生え代われるお手伝いができればと思います。なるべく大人の矯正治療はさせたくないと、矯正医の立場として、そして母親の立場として考えています。
坂本 紗有見先生経歴
- 東京歯科大学卒業
- 東京歯科大学歯科矯正学講座 入局
- 坂本歯科 副院長
- 銀座並木通りさゆみ矯正歯科クリニック 院長
資格・所属学会等
- 日本矯正歯科学会 認定医
- 日本臨床矯正歯科医会 社会医療委員
- 東京矯正歯科学会
- 日本抗加齢医学会
- 抗加齢歯科医学研究会
- 日本顎変形症学会
- 日本口蓋裂学会
- 日本歯科人間ドック学会 認定医
- 日本アンチエイジング歯科学会 理事
- 日本アンチエイジング歯科学会 認定医
- サプリメントアドバイザー認定
- メディカルアロマコーディネーター認定
- ビューティーアドバイザー認定
- 日本口腔筋機能療法研究会
- 日本歯周病学会
- ラクトフェリン研究会
- バイオプログレッシブ・スタディクラブ
坂本 紗有見先生の矯正治療が受けられるクリニック
銀座並木通りさゆみ矯正歯科デンタルクリニック81
さゆみ矯正ホームページへ
〒104-0061 東京都中央区銀座7-5-5 長谷第一ビル6階-B
診療時間
平日
午前 9:30-13:30:00
午後 14:30-20:00
※土曜は9:00- 18:00 一般歯科は木・金のみ19:30まで
休診日/ 水曜・日曜

さゆみ矯正歯科入り口看板
※この取材は坂本先生が院長を務める銀座並木通りさゆみ矯正歯科デンタルクリニック81のすぐそば、銀座ハイアットセントリックホテルのダイニングルームにて行いました。